kinntyanti’s blog

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新NISA、相続税は大丈夫ッ!?

1 新NISAとは

 新NISAとは、理解しやすくまとめらえれた動画が数多く散見されていますので、詳細については割愛させていただきますが、初めてもしくはこれから投資の勉強を始めたいという方のために、わかりやすく説明させていただくと、成人(18歳以上)1人当たり、投資に対する購入金額1800万円までに購入した投資対象において稼いだお金は非課税にしますよという制度です。

 つまりは投資が、話題の投資信託ETFを、NISA枠で購入することで、本来利益に対して約20パーセントかかる税金をなくしてくれるのです。

 この制度は恒久化されており、本当にそんなんで大丈夫なの?

 と思う方も少なくありませんよね。

 だって、お金持ちが投資しているイメージがあるのに、それも税金かからなくなっちゃったらダメでしょー。

 ということで、おそらく決められたのが購入時の額で1800万円までが決められたのでしょう。

 私はいつまでもこの状況が続くとは考えていません。

 太陽光発電事業について考えてみると、当初国の財源を使い切るまでは本当にお得な制度でしたが、ある程度普及すると買い取り価格を段階的に下げ、今ではほとんど利益が出ない状況にまで下げられました。

 国の財源は無限にあるわけではないんですね。

 太陽光は今も変わらずに燦々とふりそそいでいるのに!

 

2 現実的な購入可能額は!?

  私は妻と子供の4人暮らしですが、子供はまだ成人していませんので、このNISA枠を私と妻の分で、2枠使用することができます。

 この新NISA制度の年間最大額は360万円までで、最短5年間で1800万円の枠を使用しきる計算になります。

 これが2枠あるので、我が家の場合は制度開始の2024年からは、年間360万円、計3600万円まで購入することができます。

 当然、月々に換算すると30万円/月になりますので、こんな額を購入し続けるだけの財源はありません。

 

3 相続税との関係性について

 私の好きなユーチューバーの方が、相続税について触れていました。

 相続税は年間110万円の非課税枠があるというものなんですね。

 ここが今回の肝になります。

 その方は110万円までしかないから、妻の分を110万円/年以上は購入できないという説明をされていましたが、本当にそうでしょうか。

 相続税は、実際にかかった額の内、生活費や学費の控除を認めていて、この額は控除額に含まれないわけですね。

 我が家も私が家計管理をしていますので、私の口座に多く現金が置かれています。

 これを妻に贈与する計算になってしまうと、妻のNISA枠の年間360万円分のうち、110万円しか使用できない計算になってしまいます。

 なかには、これまでの投資資金をNISA枠に移す方もいるのではないでしょうか。

 年間110万円ずつしか移せないのでは、機会損失が大きいですね。

 しかし、110万円を贈与し、追加で生活費および子供の学費を私が負担する形をとり、妻がパート等で稼いだお金はすべて投資することによって投資額を大きくすることが可能です。

 我が家の場合は、月々妻に7万円を送金し、妻が稼いだ約7万円の合計14万円前後で家庭内の必要部分を支払い、不足する部分の習い事等の代金を私が負担する形をとっているので、これらすべてを私が負担した計算にすると、基礎控除部分の110万円、妻が稼いだ84万円は投資しても税務上問題ありませんので、年間194万円までは間違いなく税務上問題ない計算になります。

 

4 最後に

 皆さんのご自宅にあった形をとって、より良い条件で、また余剰資金の中で投資されることをお勧めします。

 必要資金まで投資してしまうと、強制的に売らなければならない時期がきて、値下がりしているのに売却しなければならない状況が出来上がってしまいますから。

 今話題のインデックス投資は、上がり下がりはあるけれど、10年とか20年とかの長い目で見たら上がっているだろうから投資しようとするスタンスをとっていますので、強制的に売却するのでは本も子もありません。

 

5 ほんとの終わり

 これは私の勝手な想像でしかないのですが、新NISAは始め大きくお得にする形をとって投資資金を大きくさせたい国の意向が見え隠れしているように見えます。

 ひろゆき氏も、まずはこの1800万円の枠を埋めるまで購入しようよと言っています。

 しかし、ある程度回収した後はどこかでなくした分の税収を回収しにくるか、その後改悪するのではないかと考えています。

 実際、楽天のモバイル事業や金融事業も、ある程度顧客を回収した後は改悪させていますし、各ネットバンク等も、最初は金利を高くすることで顧客を集めたのちは改悪するということを繰り返しています。

 お得で国が実質お金をじゃぶじゃぶ投入しているときにこの制度に乗っかっておくことは、後々の投資成績に大きくかかわってくるのではないかなと考えています。

 投資はご自身の責任と言われますが、私は自分の責任で、可能な限り早い段階で買い増していこうと思っています。

 皆さんに幸運がありますように。