kinntyanti’s blog

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無利子!合法的な借り入れ方法

1 会社員の収入

 私は会社員として働いていますので、給与については完全可視化されています。

 保険料控除、医療費控除などを考慮し、できる限りの節税対策はしているつもりですが、やはり自営業者の方の損益通算にはかないません。

 また、多くの方が給与明細等で、収入や税金について記載された明細とともに給与を手にしているのではないでしょうか。

 逃げも隠れもできない状況ですので、これは仕方がありません。

 

2 進学費用について

 文部科学省の調査結果によれば、高等学校まで公立、大学を文系の私立大学に進学した場合、約950万円かかる計算になっています。

 高校から私立高校に言った場合を考慮すると、1000万円越えっ!?

 私は子供が来年から私立高校に進学を予定しています。しかも、一応がつくくらいの進学校ですので、大半が大学まで行くそうです。

 それはさておき、高校で公立高校に行く比率は全体の7割程度だそうです。

 だからこの金額で計算されているんでしょうか。

 

3 私立高校の費用について

 私の子供が進学する学校は、費用面では中間程度でしょうか。

 計算すると、施設費用や積み立て、授業料(国や県からの補助金を控除した後の金額)で、また私と妻の給与(年間910万円以下)で計算した場合、月々4~5万円の金額がかかります。

 当然ここに部費等は計算していません。

 実際はここに部費や栄養補助食品(半強制)の金額が2万円程度かかりそうです。

 中には学校が終了した後に塾に行く子もいたりする学校ですので、みなさんそれぞれさらにかかっているんだろうと思いますし、お金がかかるから部活をやらせないわけにもいきませんので、親が負担するしかありません。

 私の家の場合は月々9900円の学費を負担することとなっています。

 これは、私の住んでいる地域ではの話ですし、また世帯収入に応じてい変動するのですが、大体現行だとこの程度が一般的ではないでしょうか。

 実際、私立も公立も、大半を国や県が補助してくれるようになりましたが、これは学費のみの話ですね。

 これ以外を補助してほしいと言ったら罰が当たるかもしれませんが、高校、大学と進学したと考慮して、子供が1世帯に2人いるとして考えた際にかかる費用は平均で2000万円ですよ。

 しかも、2歳差や3歳差だったら、いっきに大学費用が掛かりますからね。

 短期間でこれだけ大きな金額が動きます。

 少子化問題、ここが問題だと思いますよ。

 ここが解決しないと、本当に子どもは少なくなる一方になってしまうんではないかと思います。

 これを補てんしようとすれば、相当な財源がくるのはわかります。

 

4 泣き言いってもしょうがない!

 掛かるものはかかるので、現行の制度にのっとったうえで、子供の夢や希望のために耐えるしかありませんね。

 高校の段階では考えていませんが、私は子供が大学に入る際には奨学金制度の活用を考えています。

 

5 合法的な借金!しかも無利子

 子供2人で、高校から大学までの7年間、しかも2人となれば、3歳差だった場合、合計10年間で平均2000万円かかるんですよ!

 1人暮らしや、通学が遠い、また、理系に行ったら全くこの金額じゃ足りませんからね。

 これに住宅ローン払っていたらと思うと、恐ろしい限りです。

 ここで私は、いずれにしても子供が大学進学した際には奨学金制度を考えています。  

 高校進学用の試料を参考にすると、あしなが育英会の他に県の制度や吉岡奨学会という制度がありそうです。

 対象がそれぞれ違いますが、入学時の他に、月々3万円まで借り入れができそうな状況でしょうか。

 すると、年間36万円、3年間で約100万円を借り入れることになりそうでしょうか。

 大学では月々4万円が一般性でも借り入れできそうですので、年間48万円で合計約200万円ですね。

 この金額20年程度で返済するように設定されていて、利子はないとのことです。

 

5 無利子、返済期間20年のパワー

 大前提、奨学金制度を使わなければ進学できない家庭のための制度でありますが、大半の家庭が年間200万円の返済額をねん出するのは難しいのではないでしょうか。

 日本の2人以上の家庭で、貯蓄額の中央値は800万円ですので、これを10年で完済するなんて無茶な話ですよね。

 しかしながら、国は貯蓄から投資へと言ってらっしゃる。

 確かに、もしもですよ、s&pの平均リターンを6パーセントから7パーセント程度、最初の3年間で100万円、後の4年間で200万円借り入れたとして、無利子で、ノーロードの商品を購入したらどうなるでしょうか。

 

6 仮にの話

 この先は本当に大雑把かつ、信託報酬は考慮しないものとします。

 高校の3年間、毎月3万円借り入れて、そのままs&p500連動型のインデックスファンドを購入したものとします、3年間で約100万円と計算し、年利6パーセントで運用できた場合で、大学卒業まで据え置いた場合、100万円で借り入れたものが大学卒業後の返済開始までに147万円になっています。

 また、大学4年間、毎月4万円づつ借り入れながら全額投資に回した場合ですが、大学卒業までに約209万円になっている計算です。

 高校時に借り入れた147万円と、大学時の209万円を合わせて、返済開始時に持っている金額は356万円になりました。

 これを源資に返済をしていく場合について考えてみましょう。

 356万円に対して年利6パーセントで運用していますので、年間213,600円が運用益になりました。

 一方で返済額はいくらになるかですが、7年間で借り入れた金額は合計で丁度300万円になります。

 この金額を20年間で返済する計画になりますので、年間の返済額は15万円になりました。

 

7 最終的には運用益が逆転!

 20年後には手元にお金が残る計算になりました。

 単純に差し引いても56万円手元に残りますが、この間も運用し続けているので、さらにお金の寿命は延びている計算になります。

 

8 まとめ

 今回は試算なので、現実には当てはまらないかもしれませんが、しかし非現実的な数字ではありません。

 返済が滞る状況が問題になっている奨学金ですので、あえて書かせていただきました。

 実際は支払えない世帯が対象としていることは重々承知ですので、現実的ではないと思いますし、運用益についても、平均値で算出しているため、毎年均一にリターンがあるわけではありませんし、どこかで一度大きく値が下がってしまって残金がゼロになってしまえばそこからは自力で返すしかなくなりますので、だいぶリスクはありますね。

 しかし、投資とはこんな可能性を秘めているし、また、もしも返済に余裕があるのであれば、若い世代は投資に回しておいて、運用益から返せれば自分が楽になるかもしれあいことを知っておいてほしいのです。

 今回も最後までお付き合い、本当にありがとうございました。