kinntyanti’s blog

資産形成や健康管理など、私のすべてをここに集約

再投資型インデックスファンドの出口戦略

1 4パーセントルールで取り崩しながら使おう!

 来年から始まります新NISA制度ですが、1人当たりの限度額は1800万円とかなり高額になっています。

 この額を、例え積み立てたとして、使わないといけない時が来ることでしょう。

 その時に、大きく値下がりしていたらどうするのというお話です。

 皆さん心配なのではないでしょうか。

 人はきっとお得だという商品よりも、損をしない商品を選びやすいそうです。

 私自身もそうでした。

 値段が上がったり下がったりする株式よりも、預貯金の方が安全だしと思っていましたし、数々のブログ等を拝見して、年間物価上昇しているから、貯金は損だと言われても、なかなか行動に移せませんでした。

 なぜかと言われると、この、損をしたくないということが大原則にあったからだと思います。

 本日は、私と同じように感じている方の足かせを軽くすることができればと思い、書かせていただきます。

 結論ですが、4パーセントルールで取り崩しましょう。

 

2 なぜ4パーセントなの!?

 トリニティスタディの研究結果では、4パーセント取り崩し続けた場合、30年後に資産が残っている確率は97パーセントであり、中央値をとっても資産が約3倍になっているという研究結果に基づいています。

 また、最初のうちに大暴落してしまったら大きく資産を減らしてしまうことが懸念されますが、その際も4パーセントが小さくなりますから、資産がなくならない公算が大きいです。

 また、このような期間、もしくは普段から全く仕事をしない、もしくは取り崩し続けるという計算を辞め、ある程度生活できるだけは稼ぐスタンスにすることによって、勝率をほぼ100パーセントに近づけることができるのではないでしょうか。

 ちなみに、1800万円の4パーセントは72万円ですね。

 価格が上下しなくとも、月々にすると6万円にしかなりませんから、これだけで生活できるという公算にはならなそうなので、平気な気もします。

 しかし、これが夫婦2人がそれぞれ協力して、もしくは結婚前から取り組み続けていて、結婚後にこの枠を満額まで使えた場合、月々12万円の取り崩し額になります。

 

3 再投資型とは 

 再投資型とは、配当金をキャッシュバックすることなく、そのままファンド内で再投資してくれるファンドになります。

 本来であれば、新NISAであれば手元にくるお金に税金はかかりませんから、これでも良いのかもしれません。

 しかし、ここ大変重要な部分ですが、新NISAは1人1800万円までの積み立てしかできないことになっていますから、その後投資できないのでは非常にもったいないですね。

 売却した場合は、翌年以降に購入できる枠が復活しますから、この、再投資型のファンドと非常に相性がいいと言えるでしょう。

 

4 そのまま据え置くのはあり?

 これは言うまでもありませんが、ありありです。

 4パーセント取り崩しても97パーセントの確率で残っていて、中央値で3ばいですからね。

 取り崩さなかったらどうなるんだって大体想像つきますよね。

 明らかに増えている公算が高いわけですね。

 据え置いて、再投資して原資が大きくなるのを待つことも勝率を上げる鍵になりそうです。

 

5 まとめ

 ここまででは、何を買ったら良いのかという部分には触れていませんが、インデックスファンドの中でも手数料が最大限に低いものを選ぶこと、今後の値上がりが期待できるものに投資することが重要です。

 無限にあるわけではありませんので、この辺についてはご自身で勉強してくださってもらった方がよいのですが、あえて今はS&P連動型のものが流行っていますね。

 過去の数値が非常にわかりやすく右肩上がりですので、この数値は人々を魅了するのでしょう。

 しかし、現在の経済状況で米国の主要500社が軒並みつぶれたりするような状況であれば、そもそも世界経済自体が破たんしかかっている状況ですから、たの指数についても明らかに共倒れかそれ以上の被害を被っていることはたやすく想像できますね。

 いかがでしたでしょうか。

 S&Pの過去の平均リターンは9.4パーセント、リスクは18.1パーセントですから、積み立てた額の約20パーセントが値下がりする可能性は秘めています。

 1800万円であれば、ある年は360万円値下がりして評価額が1440万円くらいになっているということも考えられます。

 しかし、ここで大きく売ってしまっては意味がありません。

 その前に切り崩しているのであれば、ここで買い向かわなければその後も安定した果実を得続けることがむずかしくなってしまうかもしれません。

 こんな試算を練りに練っていくうちに、豊かな老後、もしくは老人になる前に少しだけ早く働き方を変えることが可能になるかもしれません。

 私自身はそんな状況を目標に頑張っています。

 皆さんにとって、思い通りの未来が手に入っていますようにお祈りしています!